小野美由紀「メゾン刻の湯」
社会にちょっとあわない?いろんな若者が、下町の銭湯「刻の湯」をシェアハウスとして、日々過ごしていく物語。
作者の小野美由紀さん、私は面識ないのですが、共通の知り合いが多くいて、かってに親近感があります。
就活しないまま大学を卒業したニート、愛人生活を送るハーフ女子、秘密を抱えるエンジニア、片足を失った美容師、銭湯の持ち主と学校にいかなくなる孫、そして謎の青年。個性豊かな登場人物が、それぞれが抱える問題に立ち向かっていく。
みんな不器用で、でもちょっと優しい、というのが伝わってくるのがいい。やさしい気持ちになりますね。
後半ちょっとつめこみすぎな感じもありますが、映像作品になりそうな雰囲気。
また、銭湯に行きたくなりました。
追記:
ということで、行ってきました(笑)。