むーにょんの本棚

読んだ本(小説や新書など)を記録していきます。

碧野圭「書店ガール7 旅立ち」

 

書店ガール7 旅立ち (PHP文芸文庫)

書店ガール7 旅立ち (PHP文芸文庫)

 

「書店ガール」シリーズ最終巻。これまでの登場人物4名がそれぞれ主人公の4編からなります。理子が主人公の第3話がメインですが、本屋の厳しい現状、企業における合理化や組織の難しさ、が描かれていて、なんとも言えない気分になります。でも、これが現実なんだろうなぁ、とも思います。

第1話では、中学校の図書部における生徒たちの問題が描かれ、ビブリオバトルを通していろいろな本が紹介されます。それらの本を読みたくなりますね。第2話では、地方での生活の難しさが描かれます。

この本からでも読めますし、シリーズ通してもう1回読みたくなりますね。